愛星保育園のあゆみ

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法人理念と基本方針

【法人理念】

当法人の設立母体となったカトリック・ボランティアグループ「聖ビンセンシオ・ア・パウロ会」が掲げる“小さな 小さな 小さな社会の改革者”たらんとの思いを実践すべく、「子どもが心身ともに健やかに成長するよう支援する」ための社会環境の変化に即した[子育ち支援活動]と“子育ちを支援するための子育て支援”を推進する。

【法人基本方針】

  • 大人の都合の犠牲にさらされる幼い子どもたちの育ちを支援するため、“明日への期待と信頼”をモットーに、各乳児・幼児のもつ秘められた可能性の芽生えを支援し、状況にふさわしく結実させることができるような保育を目指す。
  • 子どもとのかかわりを通じて触れ合う全ての人々が“ともに育ち合える”よう、出会い・触れ合い・支え合いコミュニティー創りのための環境創りに努める。
  • 保育サービスを、必要とする人々に、必要な時に、必要な形で提供していく。

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愛星保育園の歴史

愛星保育園の歴史

愛星保育園は、キリスト教真理に基づく保育ニーズへの対応を通じて「正義・平和・いのちが尊ばれる社会の実現」のために、将来地域の担い手となる子どもたち一人ひとりが、天からの賜物(タレント)を育むことのできる保育を実践する施設です。
1945年、戦後の社会混乱の中で精神的・経済的に困難に直面している人々に対し、諸々の支援活動を行うためのボランティア活動がカトリック教会に集う学生達を中心に東京都内の各地で始まりました。港区では、二本榎(現高輪)、高浜(現港南)両地域を中心に、子供会活動をベースとした生活支援活動が行われていました。大人の都合の犠牲になるのは幼い子どもたちであり、家族のための拠点造りが必要であるとの思いが青年達を駆り立て保育所建設に参加、各界からの小額寄付を始めとする多くの方々の協力を得ながら、2年余の準備期間を経て、1956年11月に認可保育事業を開始しました。公立保育園を含め、港区でも歴史のある保育園の一つです。爾来、一貫して有志による管理・運営に徹し、今日に至っています。
1992年2月以降は設立母体である「聖ビンセンシオ・ア・パウロ会」の事情から法人活動を分離独立し、法人の名称と設立母体の活動理念を継承しつつも、社会環境の変化に即した「子育て支援活動」の一層の強化を図るための単独事業体として運営されています。開設当初から随時入所、混合保育、早朝・夜間延長保育を率先して展開してきました。
下記の年表にもあるように、親の心身のリフレッシュのためにも利用できる「緊急一時保育事業」を始めるなど、心身障害児童・外国籍児童の積極的受け入れや育児休業明け児童の弾力的受け入れ、延長保育のスポット利用など地域のニーズをいち早く受け止め対応することに努めてきました。このほか、親が一日保育士を体験する保育参加や、地域の子育て家庭に対する「かかりつけ保育園」となるべく、地域の子育て支援団体と協力しながら、子育て支援に必要な各種の相談、子育て支援のための各種ワークショップ、子どもの居場所づくりのための支援などを行っております。

年表

1945年 学生ボランティア(グループ名:聖ビンセンシオ・ア・パウロ会)を中心とした支援活動が都内各地で始まる。港区でも、二本榎(現高輪)、高浜(現港南)両地域を主体に子供会活動をベースとした生活支援活動を実施。
1949年 聖ビンセンシオ・ア・パウロ会(SSVP)愛星協議会設立。
1956年11月 認可保育事業を開始。
1957年 東京都知事による、保育所正式認可取得
1958年 社会福祉法人東京聖ビンセンシオ・ア・パウロ会設立、法人認可取得
1976年 港区との協力で「緊急一時保育事業」を開始。
1985年 港区の需要から、心身障害児童・外国籍児童の積極的受け入れ。
1992年2月 設立母体である「聖ビンセンシオ・ア・パウロ会」から法人活動を分離独立。
1993年 一時保育の弾力的運用強化。
2001年 木造旧園舎(築46年)の全面増改築。
2003年1月 新園舎竣工。
0歳児保育を開始し、園児数15名増の65名に。
2006年 創立50周年。
2008年 法人認可50周年。
SSVP関係者退任、新体制スタート。
2016年 創立60周年。
記念絵本『あいのほしの おはなし』制作。